広島“いきなり”新井監督に尽きぬ不安…抜群の人気、知名度、人柄は何の足しにもならない
仰天の人事となった。
広島は7日、球団OBの新井貴浩氏(45)が来季の監督に就任したと発表。12日にマツダスタジアムで就任会見を行う。
新井氏は1998年ドラフト6位で入団。FAで移籍した阪神からの復帰後もカープの「顔」として活躍した。将来的な監督候補ではあったが、指導者経験ゼロでの監督就任はサプライズである。
広島OBが内情を明かす。
「球団としては監督経験者のOBを招聘し、同時に新井をコーチとして入閣させ、数年かけてチームの再建をしながら、新井に指導者修業をさせる算段だった。具体的には阪神で監督をやった金本さんや、15~19年にチームを率いた緒方さんが本命だったともっぱら。新井が監督就任ということは、2人との交渉がうまくいかなかったのだろう」
■野村謙二郎氏以来、球団2人目の「指導者経験ゼロ」監督
かくして広島では野村謙二郎氏以来となる「指導者未経験監督」となった新井氏だが、不安も尽きない。