吉井理人氏がロッテ新監督就任 見えてきた「佐々木朗希シフト」の継続
ロッテの新監督決定に驚いた向きも少なくなかったのではないか。
7日、ロッテは今季限りで辞任した井口資仁監督(47)の後任に、現ピッチングコーディネーターの吉井理人氏(57)が就任すると発表。合わせて、スポーツ各紙が本命候補にあげていた福浦和也打撃コーチ(46)は、ヘッド兼打撃コーチを務める。
吉井新監督は「ただ、ただ驚いています」としたうえで、「これまでコーチとしての役割ということで勉強をしながらやってきましたが、これからは全体のマネジメントを任される立場になるということで身が引き締まる思いです」とコメント。「基本的には選手のパフォーマンス向上と人間力の向上の2つを上げること。そして最終的には勝つこと、10月に大舞台に立てることを目指していきます」と決意を示した。
河合球団社長兼オーナー代行も「吉井新監督は2025年に常勝軍団になるという目標に向かって、共通の認識で戦っていただける方」などと、期待を寄せた。
和歌山県出身の吉井新監督は簑島高から1983年ドラフト2位で近鉄入団。ヤクルト、オリックス、ロッテでプレーし、大リーグでもメッツなど3球団でユニホームを着た。引退後は日本ハム、ソフトバンク、ロッテで投手コーチを歴任。ダルビッシュ(パドレス)、大谷翔平(エンゼルス)らの育成に携わり、19年から昨季までロッテの一軍投手コーチとして、「令和の怪物」佐々木朗希を指導、成長を見守ってきた。今季はピッチングコーディネーターとして佐々木朗希ら投手の指導に関わりつつ、渡米してドジャースなどで研修を受けていた。