渋野日向子が今季5度目のトップ10入り 信念を曲げない“芯の強さ”がゴルフに生きている
それがフェアウエーキープ率77.24%(ランク38位)なのに、パーオン率69.64%(69位)とショットの精度を欠き、平均パット数1.81(91位)とグリーン上にも響いているのがデータに表れています。
■はまれば予想できないスコアを出す
ゴルフはどんなに一生懸命に練習しても結果が出ないときがあります。それはグリーン上で顕著に表れ、試合会場の芝の違い、午前午後のスピードの違い、体調によってもパッティングは微妙に変わります。ライン読み、タッチなどほんの少しズレただけでスコアは伸びませんが、一度はまれば誰も予想できないすごいスコアを出すのが渋野です。
先週も初日1オーバー71位タイと出遅れ、2日目も出だしダブルボギーとつまずきました。そこから、残り17ホールで4連続を含む8バーディーを奪って一気に上位に食い込んでくるのが渋野の底力であり、ファンが「何かやってくれるだろう」と期待を寄せる理由だと思います。
普通、予選落ちが続けば精神的にきつくなります。このまま予選落ちが続いたらどうしよう、不振がいつまで続くのだろう、とネガティブな気持ちになりがちです。するとティーイングエリアからコースが狭く見えたり、3パットの怖さが出てくるなど、悪いイメージばかり膨らんできます。