ドラフト前に異例の“指名公表合戦”どこまで? 「全球団単独1位」は優柔不断な阪神次第
20日に迫ったドラフト会議を前に、各球団による1位指名の公表が相次いでいる。
巨人、ソフトバンクなどに続いて、14日にはオリックスが白鴎大の曽谷龍平投手(4年=明桜)の1位指名を公言した。182センチ、79キロ。スリークオーター気味の投球フォームから最速152キロを投げ込む左腕だ。オリックスの福良GMは「ナンバーワンの評価。真っすぐも強いし、スタミナもある」と絶賛。さる球界関係者がこう明かす。
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「今季、左投手不足に泣かされた巨人も曽谷を高く評価していた。巨人は高松商高・浅野の1位指名を公言していますが、決断するにあたって最後まで争ったのがこの曽谷だったみたい。『あわよくば外れ1位まで残っていれば……』なんて思惑もあったようです」
現時点で曽谷の1位指名を公言したチームはオリックスのみだが、「競合する可能性がある。何球団来るのか分からない」と福良GMは警戒。