メジャー挑戦の千賀に総額1億ドル報道も! 海外FA権でガッポリ、ソフトBとは5年の攻防
「行使は絶対にします」
ソフトバンクがオリックスに敗れ、日本シリーズ進出を逃した15日の試合後、海外FA権の行使を明言したのが、右腕エースの千賀滉大(29)だ。
すでにメジャー側も興味津々。複数球団による争奪戦は確実だ。
千賀が初めて球団にポスティングを訴えたのは2017年のオフ。毎年のように入札制度を容認してくれと言い続けたが、「世界一の球団を目指す」(孫オーナー)ソフトバンクは、これを拒否。今もその姿勢は変わらず、千賀も海外FA権を取得した上での移籍となる。
すでに29歳。決して若いとは言えないが、それでも海外FAにあって、ポスティングにはないメリットもある。それが「カネ」だ。
すでに報道では「総額5000万ドル(約74億円)」から、最高額は「総額1億ドル(約148億円)」と、幅広い予想がされている。
入札だと千賀を獲得した球団がソフトバンクに払う分もあるため、総額は高くても、選手自身の実入りは抑えられがち。しかし、FA移籍ならば満額自身のフトコロに入れられる。
今季はキャリアハイで、初の防御率1点台となる1.94。より良い契約を引き出す材料もできたし、球団との5年間の攻防は無駄ではなかった。