森保監督の評価が乱高下…堂安律は「不満分子」として招集外のピンチだった
W杯初戦・ドイツ戦は23日午後10時にキックオフ。現時点での日本代表のスタメンは──。
GKはハイボール攻勢に対抗するために身長197センチのシュミット・ダニエル。吉田麻也(もしくは板倉滉)と冨安健洋がDFラインの中央に入り、SBは左・長友佑都と右の酒井宏樹。遠藤航と守田英正がダブルボランチを組み、サイドアタッカーは左・久保建英と右・伊東純也のコンビ。トップ下に鎌田大地が入り、1トップは前田大然が先発して後半途中で上田綺世が交代出場するというパターン。攻撃の核となるサイドアタッカーは、左の三笘薫と右の堂安律がジョーカーとして起用されるだろう。
この主力組の中で最終予選から代表発表までの間、指揮官の評価が激しく乱高下した選手がいる。レフティー堂安だ。
「今年3月16日、W杯アジア最終予選残り2試合のメンバーが発表されたが、そこに堂安の名前はなかった。先発から外れるとベンチで仏頂面を浮かべていることが多く、『ベンチにいてもチーム全員で共に戦う姿勢を見せない選手は招集しない』と公言していた森保監督がスパッと堂安を外したのです」(サッカー関係者)
もちろん森保監督は貴重な戦力である堂安へのフォローを忘れず、4月に欧州視察に出掛けた際に堂安と面談。「全員がひとつのチームとなってカタールW杯を目指そうじゃないか」と説得。意気に感じた堂安が心を入れ替えた。代表入りにつながったというわけだ。