侍ジャパン入り濃厚も…巨人新人守護神・大勢を襲う2年目のジンクス「3つの不安」

公開日: 更新日:

「最終回を任される抑え投手は心身への負担が大きいため、他のポジションより2年目に反動が出やすい。さらに、来年開幕前のWBCに出場することになれば、蓄積する疲労は相当なものになるはず。一見、強そうな体をしているが、昔と比べて今の投手はひ弱になっている。あの頑丈な男でさえそうでした」

 それは中大出身で元巨人澤村拓一(34=前レッドソックス)だという。

「私が中大の監督だった頃、3年生でエースだった澤村を初戦に先発させ、翌2戦目にリリーフ起用したことがあった。すると、翌日に『ヒジに違和感があります』と言ってきた。人一倍練習やトレーニングをするし、相当頑丈な方だと思っていたので、ハッとさせられました。これを機に今の選手は自分の感覚より弱くて繊細になっているんだと、それまで以上に注意をするようになった。以降、澤村に連投をさせるのはやめました」

■取り巻く環境はより過酷に…

 もう一つ、大勢にとって大きな問題は、最大の理解者・桑田真澄投手チーフコーチ(54=来季ファーム総監督)との別れである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動