侍ジャパン入り濃厚も…巨人新人守護神・大勢を襲う2年目のジンクス「3つの不安」
「最終回を任される抑え投手は心身への負担が大きいため、他のポジションより2年目に反動が出やすい。さらに、来年開幕前のWBCに出場することになれば、蓄積する疲労は相当なものになるはず。一見、強そうな体をしているが、昔と比べて今の投手はひ弱になっている。あの頑丈な男でさえそうでした」
それは中大出身で元巨人の澤村拓一(34=前レッドソックス)だという。
「私が中大の監督だった頃、3年生でエースだった澤村を初戦に先発させ、翌2戦目にリリーフ起用したことがあった。すると、翌日に『ヒジに違和感があります』と言ってきた。人一倍練習やトレーニングをするし、相当頑丈な方だと思っていたので、ハッとさせられました。これを機に今の選手は自分の感覚より弱くて繊細になっているんだと、それまで以上に注意をするようになった。以降、澤村に連投をさせるのはやめました」
■取り巻く環境はより過酷に…
もう一つ、大勢にとって大きな問題は、最大の理解者・桑田真澄投手チーフコーチ(54=来季ファーム総監督)との別れである。