藤浪が1年総額5.5億円でア軍入団も 見据えるは目先の出来高100万ドルより今オフの1000万ドル
阪神からポスティングシステムでアスレチックス入りが決まった藤浪晋太郎(28)の契約内容が明らかになった。
日本時間13日、複数の米メディアが報じたところによれば、1年契約で年俸は325万ドル(約4億2000万円)。これに最大で100万ドル(約1億3000万円)の出来高が付く。
阪神での昨季年俸4900万円の約10倍という破格契約となった。出来高の具体的な項目は明らかになっていないものの、登板試合数や投球回数などのパフォーマンスボーナスとみられる。
年俸325万ドルは現状、チーム内で5番目の高給取り。出来高をクリアすれば、さらに実入りが増えるとはいえ、ハードルは高い。
ア軍は長らく集客に苦戦しているうえに、放映権や広告などの球団ビジネスの収益力は他球団に劣る。1990年代半ばから低予算で運営しており、人件費も安い。昨季開幕時の年俸総額は30球団最低の3300万ドル(約42億6000万円)、今季も現時点で同様に2550万ドル(約33億円)。90年代にはクラブハウスで選手に提供される飲料水が有料だったこともある。