本多雄一は2013年大会で控え扱い「準備は怠らなかった。途中出場でも100%の力を出さなきゃ」
今大会では“弟子”の周東佑京(ソフトバンク)が、代走の切り札や守備固めのサブメンバーとして代表入り。控えとしての心構えなどは説いたのか。
「いや、特には(笑)。すでに(19年のプレミア12で)代表は経験していますからね。その時は『緊張するだろうし、恐怖感もあるだろうけど、自分の力を出して頑張れ』とは言いました」
ベンチ要員には、レギュラーとしてのプライドを押し殺し、控えでも腐らない強い意志が求められる。
▽本多雄一(ほんだ・ゆういち) 1984年、福岡県生まれ。三菱重工名古屋から、2005年大学・社会人ドラフト5巡目でソフトバンクに入団。07年から二塁のレギュラーに定着し、盗塁王2回(10、11年)、ゴールデングラブ賞2回(11、12年)と活躍。ソフトバンクの優勝、日本一に何度も貢献した。18年に引退し、19年からホークスで指導者を務める。