センバツ試合当日早朝に雨天中止…健大高崎と山梨学院 関東勢応援団のてんやわんや
いったん引き返した一般生徒は応援を断念せざるを得なかった健大高崎に対し、「今夜また出直します」と言うのは、山梨学院で応援団の引率を担当する鳥居教諭だ。
「当日の午前1時半に学校を出発して、名古屋のパーキングエリアで休憩していると、中止の連絡が来た。バス1台は試合後に現地で食べるはずだった弁当を(名古屋と甲子園の間付近で)回収してから引き返し、昼過ぎに山梨に着きました。雨天中止は初めてですが、何度も出場しているから準備ができていた。保護者や生徒にもあらかじめ説明しているし、万が一の対策も取っている。例えば、試合途中での中止を想定して、生徒には1泊分の備えを持たせたり。遠征費用はまたかかるけど、予算的にも計算積みです。生徒はこの状況を楽しんでいます。コロナ禍で修学旅行に行けなかった生徒もいますからね。私は体力的には辛いけど、いい経験かなと」
甲子園から離れた地域の出場校は大変だ。