春のセンバツ初出場校それぞれの金策事情…「個人情報保護」で卒業生寄付も集められず

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■主催者が報じた能代松陽の窮状

 昨夏の甲子園大会に続き、春のセンバツに初出場する能代松陽(秋田)が金欠に喘いでいる。

「応援団派遣できるか センバツ初出場の能代松陽、支援金集めピンチ」

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 そんな見出しで窮状を報じたのは、大会を主催する毎日新聞。記事によると、初戦で敗れた昨夏の大会では13台のバス代だけで総額1950万円に上ったという。今大会出場にあたり、同校は卒業生などに寄付を呼びかけるとともに、目標金額6000万円に設定したクラウドファンディングを実施。しかし、3日午後8時時点で同サイトの募金額は49万7500円だけ。学校を挙げた応援ができるのか不透明と言える。

 今大会を含めて春夏通算5回の出場実績がある能代松陽ですら集金に苦労しているのだ。初出場校ならなおのことだろうが、どうやら学校によってマチマチのようだ。春夏通じて初出場の城東(徳島)の安芸教頭が言う。

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