松山英樹3アンダー暫定18位Tでジワリ浮上も…マスターズ2日目は悪天候でサスペンデッド
ツアープロの技術分野ごとのレベルを示す統計データ「ストロークス・ゲインド」のパッティングとティー・トゥ・グリーンの2部門を見ると、
松山は2020-21年シーズンから今季までのパッティングランクは175位、114位、74位。スコアに対するショットの貢献度を示すティー・トゥ・グリーンのランクは15位、19位、29位。グリーンに乗せるまではトッププロだが、グリーン上では並以下ということがわかる。
「パットが良ければツアーであと3勝、メジャーでもマスターズ以外にあと1つは勝っている」というのが多くのゴルフファンが感じていることではないだろうか。
ちなみに暫定首位は通算12アンダーのB・ケプカ。
■初出場の比嘉一貴、予選通過は崖っぷち
特別招待で初出場の比嘉一貴(27)は4オーバー73位から発進。ここまで2バーディー2ボギーとスコアを伸ばせず迎えた15番パー5。強い追い風の中、第1打をフェアウエーに運ぶ。ピンまで239ヤード。ユーティリティーで果敢に2オンを狙い、ピン左下11メートルに乗せたところでプレー中断のホーンが鳴った。
この時点で通算4オーバーは暫定56位。予選カットラインの50位タイは2オーバーの予想。11メートルのロングパットを沈めることができれば予選通過のライン上。2パットのバーディーならあと1ストロークだが、残す3ホールで簡単にパーが取れるところはない。初の夢舞台で崖っぷちに立っている。