30歳になった岩渕真奈はスタミナ面に不安…点を奪うための「ジョーカー」として起用したい
7月20日に開幕する女子サッカーW杯(オーストラリア・ニュージーランド共催)を控え、欧州遠征中のなでしこジャパン(世界ランク11位)。日本時間8日に21位のポルトガル戦を終え、12日には15位のデンマークと対戦する。
ポルトガル戦は先制を許しながら、MF長谷川唯とFW田中美南のゴールで逆転勝ちした。今欧州遠征前に7位のスペイン、9位のブラジル、1位の米国にいずれも0-1負けを喫したが、強豪相手の1失点負けは悲観する数字ではないし、米国戦後の6位カナダ戦は3-0で快勝した。
ポルトガル戦では、中盤のエースに成長した長谷川の守備的なアンカー起用など疑問点も見られたが、それでもきっちり逆転勝ちしたことは評価したい。W杯本大会に向けて好材料となった。
後半14分、背番号10を背負ったMF岩渕真奈が投入された。
なでしこが初の世界女王となった2011年W杯ドイツ大会にチーム最年少の18歳で参戦した岩渕も、この3月で30歳となった。このところ度重なるケガにも悩まされており、万全のコンディションでプレーできない状況も少なくない。往年の切れ味、スピード、運動量が失われ、プレーからダイナミックさが、やや消えてしまった感があることを残念に思う。