投壊巨人いきなり「オープナー」で交流戦黒星発進…悩ましいエース菅野智之の働き場所
「球数とイニング数を増やして満を持して復帰するわけだから、最初は苦しい先発陣の救世主として戻る見込み。とはいえ、右肘以外に足腰にも故障歴があるだけに、いざフタを開けてみたら、先発として長いイニングを投げるのはもう無理という問題が出てくるかもしれない。もしそうなった時、開幕からチームが苦しんだ八回、最近よく失点する七回といった泣き所のリリーフに回る可能性が浮上しているのです」
菅野が二軍戦で復帰した際、最近「若手の起用」を強調している原監督は「一応マウンドに上がったのは、本人にとってもチームにとっても良かったけどね」と素っ気なかった。それでも、先発もリリーフも満身創痍の菅野に頼らざるを得ない状況というのが、現在の巨人の苦しい台所事情を表している。