投壊巨人いきなり「オープナー」で交流戦黒星発進…悩ましいエース菅野智之の働き場所
巨人が交流戦初戦でいきなり先発陣の「コマ不足」を露呈した。
30日の敵地でのロッテ戦に平内龍太(24)がプロ3年目で初先発。27日の阪神戦で3番手として登板してから中2日だったが、田村龍弘(29)に先制弾を浴びて2回4安打1失点で降板した。
三回からはこの日一軍に昇格した髙橋優貴(26)が2番手として登板すると、四回に山口航輝(22)にソロ本塁打を浴びた。六回は2死満塁のピンチを切り抜け、4回3分の1を投げて3安打1失点。試合は1ー2で接戦を落とした。
30日の試合前まで12球団唯一となるチーム防御率4点台(4.01)の投手陣は火の車。いきなり「オープナー」で交流戦に突入したのは、原監督の苦肉の策に他ならず、「巨人ってそんなに投手いないの?」と他球団に心配される始末である。
そこで取り沙汰されているのが、右肘の張りのため、二軍調整が続いている菅野智之(33)だ。
約2カ月ぶりの復帰登板となった28日の二軍戦は3回3安打無失点。次は6月4日のファームの試合に登板予定で、長いイニングを投げて問題なければ、6月の交流戦中の一軍復帰の可能性も出てきた。ただ、問題は起用法である。さるチーム関係者がこう言った。