オリ山下舜平大が無傷の5連勝 キャッチボール相手が恐怖を感じた“砲弾ストレート”の衝撃
オリックスOBから聞いた話だ。
球団関係者があるとき、山下舜平大(20)とキャッチボールをしたという。距離は20メートルほど。山下の力の入れ具合は5、6割だったそうだ。
この関係者は元プロ野球の野手。さまざまな相手と山ほどキャッチボールの経験があるが、
「キャッチボールで怖い思いをしたのは初めてです」
と、こう続けたという。
「速球派の多くはキャッチボールをしても、きれいな回転の球がグラブにスパーンと収まる感じ。なのに山下の球はスピンの利いた球が、ズドーンとくる。たまたまキャッチャーミットで受けたんですけど、まるで砲弾のようにズドーンとくる重い球でした。あれじゃ、バットに当たったとしても、打者は苦労すると思いましたね。全力で投げているわけではないのに、受け損ねて体に当たったら大変なことになると、途中からホントに怖くなりましたから」
190センチ、98キロ。長身の巨漢が角度のある「砲弾」のようなストレートを投げるうえ、山下にはタテに大きく割れるカーブがある。