巨人は戸郷と心中か? 危うい原構想「中継ぎ3連投なし」でエースの負担ますます増大
「戸郷がこのところフル回転している。5月31日のロッテ戦は4失点しながら8回120球で直接、抑えの大勢につないだ。その前のDeNA戦(同24日)は127球で完投勝利。その後のヒーローインタビュー中、一塁側ベンチで高梨、大勢、中川といったリリーフ陣がベンチに勢ぞろいして声援を送った。休ませてくれた戸郷への感謝の意味というから、それだけ苦しいということ。前のDeNA戦(同9日)でも143球で完投しています」
かつて菅野がバリバリだった頃は1シーズンで200イニング近くを投げて救援陣を休ませた。エースの宿命ではあるものの、他に頼れる先発投手がいない状況のうえ、リリーフ陣の負担を軽減するというのだから、戸郷にかかる負担はいよいよ増す。
「3月のWBCに出場しているし、疲労の蓄積が心配される中、原監督に考慮されたのは、開幕投手ではなく2カード目の初戦に回ったことと中5日で投げたのはまだ1度ということくらい。6勝を挙げているものの、最近6試合で4失点以上が4試合もある。不安はあります」(前出のOB)
巨人は1日、ロッテに2勝1敗と勝ち越して借金を返済。勝率5割復帰を果たしただけに、エースとリリーフ陣の共倒れだけは避けたいところである。