エ軍にサイ・ヤング賞右腕加入の噂も…大谷中心の6人ローテが大物獲得の障害になる皮肉

公開日: 更新日:

タイトル獲得、出来高の障害

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこういった。

「登板間隔が通常の中4日から中5日以上に延びるのを嫌がる投手もいるでしょう。ベテランのシャーザーは休養が増えるので異論はないと思いますが、例えばサイ・ヤング賞や最多勝の可能性がある投手は登板機会が減る6人ローテのエ軍を敬遠するのではないか。登板試合数やイニングに応じて出来高契約を結んでいる投手であればなおさらです。トレードは球団主導で行われるとはいえ、エース級に対しては放出を納得させるため、事前に移籍先を打診することもある。事前の話し合いでエ軍を拒否する投手もいるかもしれません」

 今季はアの東、西、ナの中、西の各地区が激戦で、例年以上にトレードが活発に行われると予想されている。好投手が市場に出回ってもエ軍の交渉は難航するかもしれない。

 大谷は「ヒリヒリする9月」を過ごしたい。そのためには計算の立つエース級の補強が不可欠だが、大谷中心の6人ローテが原因で商談がまとまらないとすれば皮肉な話だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も