石川昂弥が大活躍! 中日快勝を一番喜んだのはファンか立浪監督か、それとも?
中日が11日、ヤクルトから勝利をもぎとった。先発・柳が6回2失点と奮闘すれば、勝野、清水、マルティネスらのリリーフ陣も無失点に抑える好投である。
この日の最大のヒーローは高卒4年目の石川昂弥(22)だろう。3打数3安打、2本塁打、2打点、1四球と八面六臂の活躍。チーム通算9000号という節目の一発も放った。
この結果を誰よりも喜んでいるのが、大島オーナーではないか。10日の12球団オーナー会議後、もっか最下位のチーム状態を聞かれるや、しどろもどろ。
「1試合1試合ね、成長を促しながら、未来への光が見えてくるような、そんなプレーができるように必死に練習して……」
と、何とか言葉をつなぎ、「143試合、長いね」と結んでその場を去った。立場上、叱責するわけにもいかず、かといって褒める材料も乏しく……といった体だった。
その矢先に「未来への光」の象徴である石川昂弥が大活躍。大島オーナー、少しは溜飲を下げたか。