西武オーナー「不起訴なら復帰」示唆? 強制性交疑惑の山川穂高に反発の声いまだ冷めず
10日に行われたプロ野球の12球団オーナー会議。新議長として姿を見せたのが、西武の後藤高志オーナー(74)だ。
主にピッチクロックの導入検討などについて話した会見後の囲み取材では、山川穂高(31)に関する質問が飛んだ。
後藤オーナーは強制性交等の疑いで書類送検された山川について、初めて言及。「彼の行為は遺憾であり残念。ファン、関係者に多大なるご心配、迷惑をおかけしたのはお詫び申し上げます」と謝罪した。
今後については「まだ検察の判断が出ていないので、そこが出てから」と話すに留めたものの、「いずれにせよ、山川選手が今回のことを真摯に反省した上で、しっかりした道を歩むことを期待しています。チーム状況を鑑みて『復帰させたら』という声もいただきました」とも話した。
この「不起訴なら復帰」とも受け取れる発言に、ネット上では「不起訴でも復帰させるべきじゃない」「クビにしろ」などの反発の声が噴出した。
「不起訴でクビにすれば、選手会に抵抗されるかもしれない。それこそ度重なる不倫とコロナ下における外出制限破りの元ロッテ・清田のように、地位保全などを求めた泥沼の裁判になりかねない。山川はもっか事実上の無期謹慎中だが、表向きは『総合的に判断してコンディション調整』。二軍での練習すら禁止してしまうと選手会の反発は必至だからです。かといって、謹慎だけでは納得しないファンが今もなお少なくない」(球団OB)
総会屋への利益供与事件で揺れた第一勧銀や、有価証券報告書の虚偽記載で傾きかけた西武グループを改革した実業家も、不特定多数のプロ野球ファンに頭を痛めているのではないか。