DeNA牧秀悟ついに覚醒! 延長十二回の決勝アーチで“巨人アレルギー”吹き飛ばす
「4番が(試合を)決めてくれましたね」
DeNAの三浦監督が興奮した口調で切り出した。0-0のまま延長戦に突入した9日の巨人戦。均衡を破ったのは主砲の牧秀悟(25)。十二回に巨人6番手の菊地から左翼へ決勝のソロ本塁打。
番長監督いわく、「(打った瞬間)全員が打球を見て立ち上がったし、興奮していた」という値千金の一発となったが、4番の決勝弾にかくもチームが盛り上がったのにはこんな理由もあるという。
「打点52でセのトップに立つなど今季も打率.281、リーグ2位の14本塁打と4番の責務を果たしている牧ですが、巨人戦になるとからっきしですからね。対巨人は打率.184、2本塁打、2打点と球団別成績はいずれもワースト。
実は昨年もシーズンでは.291、24本塁打、87打点と好成績を残しながら、巨人戦では.235、1本塁打、7打点と精彩を欠いた。チームは首位阪神と1ゲーム差の2位につけているものの、巨人には6勝7敗と負け越している。4位の巨人を含めた“四つ巴”の優勝争いになりそうな展開で、4番の巨人アレルギーは懸案事項のひとつになっていますからね」(球団OB)