プロ11球団が熱視線! 専大松戸「最速151キロ右腕」平野大地“掛け値なし”の評価と課題
高校野球界の激戦区・千葉。19日の5回戦で幕張総合を下し、準々決勝に駒を進めたのが専大松戸だ。この日は今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕・平野大地が9回5安打2失点で試合をまとめた。目標はプロ一本という平野は、「暑かったけど、相手投手の早坂(響)君も頑張っていた。自分が先に降りてはいられないなと思って投げました」と、こう続けた。
「特に好きな球団があるわけではないですが、地元のこのゾゾマリンで力強い声援を受けて投げたい気持ちがあります。スカウトさんには次の試合でも暑さに負けないところなど、自分らしさを見てもらいたい」
幕張総合の最速151キロ右腕の早坂もドラフト候補。この日のネット裏には11球団約20人のスカウトが大挙した。プロは平野をどう見ているのか。某球団の関東担当スカウトがこう言う。
「春の関東大会直後、平野はリストから消すか微妙なラインでした。両脇腹を故障したせいか球速は上がらず制球も定まっていませんでしたから。でも、ここにきてだいぶ改善されてきました。もともと強いストレートを投げるうえに、特に良くなったのがスライダー。春先と比べて直球と同じように腕を振れるようになり、球速も120キロ台から10キロほどアップ。より直球との見極めがしづらくなったのは大きな成長だと思います。高校入学から身長が10センチ以上伸びているし、体が一回り大きくなっている。潜在能力を高く評価しています」