元阪神・横田慎太郎さん28歳で急逝「驚くほど天然で可愛かった」鹿実時代の先輩が語る愛され素顔
追悼の声が止まないのが、18日朝、28歳の若さで亡くなった元阪神タイガースの横田慎太郎さん。2017年に発覚した脳腫瘍が再発。今春治療を終えて、療養中だったという。
横田さんは13年に鹿児島実業高からドラフト2位で阪神に入団。期待の新星として注目されていた矢先、脳腫瘍が発覚し、チームから離脱。闘病生活を経て一度は復帰したものの、視力低下の問題で19年に引退。闘病から復帰までを記録した著書「奇跡のバックホーム」(幻冬舎)が反響を呼び、俳優の間宮祥太朗さん(30)主演でテレビドラマ化された。
筆者が横田さんを取材したのは、2022年12月。宮崎での講演会で話を聞くことができた。
「毎日おはようとか、いただきますとか、当たり前の挨拶ができて、それを実行できる日々に感謝しています。散歩をしていても、自分を歩かせてくれた足にありがとうと言葉をかけまています」
立ち居振る舞いが美しく、話し方も柔らかな横田さんだったが、強い精神力で困難を乗り越え続ける姿に、すぐに魅了された。
講演会を主催した小倉縁さんは、「前を向いて強く生きようとする横田さんの想いを1人でも多くの方に伝えたいと思い、講演会をお願いしました。もっと横田さんのお話を聴きたかったです」と肩を落とす。