新庄日本ハム「13」で“ギリ”連敗脱出も…新球場動員数「前年比55%増」なのに前監督時代以下の現実
日本ハムが連敗地獄から抜け出した。
26日の楽天戦。負ければ球団ワースト記録(14連敗)に並ぶプレッシャーのかかった一戦は、四回までノーヒットと重苦しいムードが漂った。五回にハンソンの2ランで先制したものの、八回に同点に。九回1死一、三塁で万波が放った決勝打は、内野手のグラブをはじく内野安打という薄氷の勝利だった。
「2006年の日本シリーズを優勝した時と同じぐらいうれしい」
こう言って新庄剛志監督(51)は胸をなで下ろしたが、チームは依然として最下位にいる。そこで懸念されるのが新球場の観客動員数だ。
前半戦の主催試合の平均動員数は2万5107人(12球団中9位)。前年比55%増は12球団トップの数字で、各メディアはこれを大きく取り上げていた。
新球場効果は大きい──と言いたいところだが、しかし、そうとは言い難いのが実情だ。
■昨季は極めて“異例”のシーズン