日本ハム新庄監督 開幕前から威勢が良かったが…実は今季も優勝なんて目指していない根拠

公開日: 更新日:

 シーズン中にもかかわらず「(選手を)完全燃焼させたい」と、先月27日に来季続投の意欲を示したのが日本ハム新庄剛志監督(51)だ。

 日本ハムは5月中旬から4位をキープ。開幕前は最下位予想の声が圧倒的だっただけに、健闘しているとも言える。それでも、3位ロッテとは6ゲーム差。新庄監督は開幕前から「優勝しか目指さない」とブチ上げているが、Aクラス入りすら厳しいのが現状だ。

 そのことは誰よりも新庄監督本人が痛感している。ああ見えてシビアな思考の持ち主で、意外にもリアリスト。昨季は「優勝なんて目指さない」と言い、選手の育成に注力した理由にしても、「優勝を目指さないのではなく、戦力的に目指せなかったから」と明かすなど、戦力を冷静に見極めていた。

 そんな新庄監督だけに、今季の優勝宣言は“建前”だともっぱらだ。昨季は勝利を度外視したことがファン離れに繋がり、観客動員に苦しんだ。新庄監督もホーム最終戦で「ファンを悲しませたダントツ最下位です」と話したように、ファンが何を求めているのか理解している。ただでさえ今年は新球場元年で、球団にとっても勝負の年。再びファンにソッポを向かれるわけにいかないがゆえの「優勝宣言」だったという。球団OBからはこんな声が聞こえる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇