【牛乳】「肺」を潤わせ全身に水分を補給して脱水を改善
最近、なんだか頭が痛い。食欲がない、足がつったりしびれる……。そんな症状が続く場合は、もしかしたら「かくれ脱水」かもしれません。
脱水症とは、身体から体液が失われて障害が生じた状態のことをいいます。夏に起きやすいイメージがありますが、じつは冬も注意が必要です。冬は乾燥によって、皮膚から水分が蒸発しやすいうえ、夏のように喉の乾きを感じづらいため、水分摂取が少なくなりがち。自覚症状がないまま、脱水症状に陥りやすいのです。
脱水症による障害は主に脳、消化器官、筋肉に影響が出やすいとされています。頭痛やめまい、食欲不振や胃もたれ、便秘、あるいは身体に力が入りにくい、筋肉痛、足がつる、しびれるといった症状が現れます。集中力の低下、日中の眠気などがみられる場合もあります。
シニアは、とくに体内の水分量が不足しやすいうえ、喉の渇きを感じにくい傾向があります。脱水症が悪化すると、脳梗塞や心筋梗塞、ヒートショックのリスクが高まるので甘く見てはいけません。また、免疫機能の低下はウィルス感染にもつながるため、注意が必要です。