若手の芽を摘む? 巨人・田中将大の活躍次第で崩れ去る「阿部構想」
楽天から巨人に加入した田中将大(36)が1月31日、春季キャンプスタートに向けて宮崎神宮を参拝した。
巨人のユニホームを着て初めてのキャンプを迎える。「新しいチームに来て、何もかもが初めてのことなので、キャンプの流れもそうだし、施設も初めてなので、最初は慣れることに精いっぱいだと思うけど、しっかり練習していきたい。違うチームでこういう行事をしてるっていうのは新聞とかで見ていたので、『これか』っていう気持ち」と白い歯を見せた。
楽天に在籍していた昨季はわずか1登板で0勝に終わったが、巨人での合同自主トレでは、今年に入って5度のブルペン入り。立ち投げだけでなく、捕手を座らせての投げ込みも行うなど、精力的に調整を続けている。
キャンプイン後は、「魔改造」で菅野を復活させた名伯楽の久保巡回投手コーチとフォームの修正を行う予定。日米通算197勝と実績があり、今のところケガもしていない。当然、球団も戦力として期待している。
「本人は自分のペースでと言っているが、新天地でのアピールもあるし、早めに仕上げたい意向もあるでしょう。投球フォーム改造と早期仕上げで、開幕ローテ入りの可能性も十分ありそうです」(巨人OB)