ラグビーW杯プールD日本が難敵サモアに「勝つ条件」 正確なプレーを遂行できるかが勝負
プールDはイングランドが首位を独走し、サモアとアルゼンチン、ジャパンが三つ巴で2位争いをする構図になった。
ジャパンがベスト8進出を果たすもっとも確実でシンプルな方法は、29日早朝のサモア戦、そして10月8日のアルゼンチン戦に連勝することだ。
では、ジャパンはサモアに勝てるのか。容易ではないというのが、アルゼンチン対サモア戦を見た印象だ。
■マシレワ離脱はプラス
この試合にサモアは10-19と敗れている。終盤にトライを奪って6点差としながら、最後にペナルティーを犯して7点差以内負けのボーナスポイントを失った。タックルも、139回試みて35回失敗と、成功率が74%にとどまった。だから「隙あり」という印象を与えるが、後半の立ち上がりにアルゼンチンのドライビングモールを組み止めるなど要所のディフェンスは堅固。失ったトライも、開始直後にイエローカードで14人となったところで奪われただけで、15人に戻ってからはトライを許していない。