原監督は全権指揮官として球団を私物化…現球団職員を東海大次期監督に根回し

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 原辰徳監督(65)が編成面を含む「全権」を握った第3次政権では、以前にも増して「独善人事」が目立った。

 2021年8月。チームメートへの暴行問題で、日本ハムから出場停止処分を受けていた中田翔(34)を無償トレードで獲得した。当時の日本ハム・栗山監督から頼まれ、救済した形だったと明かした原監督は「非常に強い選手。わっしょいの輪に加わってくれたのはチーム内においても非常に大きい」と珍妙な表現で喜びを表した。

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 さるチーム関係者がこう言う。

「このトレードは原監督がほぼ独断で決めた上に、すぐに出場停止処分も解いて一軍の試合で使ったことで、ファンのみならず、球団内や選手からも大ブーイングが起こった。怒っている幹部もいたほどで、この頃はもう誰も原監督を止められなくなっていた。21年は苦しいシーズンだったから、単に長距離打者を補強したかっただけだろうけど、最終盤に10連敗を食らってV逸(3位)。最後の急失速は“中田ショック”といわれました」

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