原監督は全権指揮官として球団を私物化…現球団職員を東海大次期監督に根回し
■不祥事の責任を取ったアマ監督が入閣
コーチ人事も独壇場だった。今季限りで退任した石井昭男巡回打撃コーチ(68)は東海大相模から東海大の経歴。つまり原監督の高校、大学の先輩にあたる。
「石井さんは元中日のコーチだからプロ経験があるけど、安藤強二軍総合コーチ(59)は元東海大の監督でプロ経験ゼロ。部員2人の大麻使用が発覚して引責辞任したところ、原監督が球団の社長付編成アドバイザーとして採用した。今ではコーチとして異例の入閣を果たし、来季は二軍のヘッドコーチですから」(前出の関係者)
球団も親会社も「全権監督」には懲りており、阿部慎之助新監督(44)とフロントを切り離すことを明言している。
東海大といえば、巨人が苦戦を続ける今シーズン中に、こんなこともあった。さる東海大硬式野球部OBがこう明かす。
「東海大が今春のリーグ戦でギリギリ最下位を回避するなど、20年に発覚した部員の大麻使用事件後に低迷。今の井尻陽久監督は71歳と高齢のため、原監督は巨人内で自身の『右腕』といわれた人物を秋のリーグ戦後から、東海大の次期監督に内定させたのです」