“涙の退任会見”ソフトB藤本監督には同情の声…球団からの「無理難題」にもがいた2年間

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 胸の内をよぎるものは何だったのか……。

 ソフトバンク藤本博史監督(59)が17日、退任会見を行った。

「しんどかった2年でもあり、楽しかった2年でもありました」

 と振り返った“元指揮官”は涙を浮かべながら、「『ここで!』というところで勝てなかった。そんな思いです」と悔しさを口にした。

 4位に沈んだ2021年オフ、工藤公康前監督に代わって、二軍監督から内部昇格。昨季は優勝こそオリックスに譲ったものの、ゲーム差なしの2位と健闘した。

 しかし、今季は日本ハムからFA移籍の近藤や、メジャー帰りの有原、ロッテ守護神のオスナなど、総額80億円補強という空前絶後の球団のバックアップがありながら、優勝したオリックスに15.5ゲーム差をつけられ3位に沈没。指揮官の手腕が問われるのも無理はない。

■「勝利」と「育成」、そして「新たなチーム創出」

 しかし、チーム内では「藤本さんにも同情すべきことは山ほどある」という声が少なくないという。球団OBが言う。

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