【ボートレース】工藤一彦さん(下)引退後、スポーツ新聞でSG優勝戦の“読者プレゼント”予想 結果は…

公開日: 更新日:

チヌ釣りしながら、合間に鳴門ボートへ

 ボクは釣りも趣味にしている。車を飛ばしてよく足を運ぶのは、徳島の堂浦。手応えがたまらないチヌ狙いだが、うれしいことに近くにボートレース鳴門がある。釣りの途中で仲間に「昼から少し休むわ」と言って抜け出し、ボート場で楽しんでからまた釣りに戻る。懐かしい思い出だ。

 レース中の駆け引きや人対人の勝負など、ボートと野球には多くの共通点があると思う。中でも展示タイム。前検日から最終日まで、レーサーはコンマ数秒単位でタイムを縮めようとあらゆる手を尽くす。ここで大切なのがペラの角度。艇を浮かしたり切れ込んだりする重要なパーツだから、角度調整にはどのレーサーも気合を入れる。

 ボクはピッチャーだったのでよくわかる。スライダーやシュートを投げる時、手首にどういう角度をつければどういうふうに曲がるのか。角度によって緩急もつけられる。非常に繊細な部分だけに、ことのほか神経を使ったものだ。

 そしてグラウンドと水面には、ゼニが落ちているということも共通している。頼れるのは自分の力だけ。ボート界も野球界も、弱肉強食の世界なのである。

 最後に、タイガースの球団史上初のリーグ&日本一連覇を祈りながらペンを置きたい。日刊ゲンダイの読者の皆さま、おつき合いいただき、ありがとうございました。(この項おわり)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり