不祥事続出で財政危機…桃田賢斗をいまだ「客寄せパンダ」にするバドミントン協会の前途多難
日本バドミントン協会が25日、都内で会見を開き、2024年の日本代表選手を発表した。
会見の冒頭、村井満会長は「今日は代表中心の議論になりますが、(協会には)様々な不祥事があり、当初はガバナンス改革から着手しました。同時に、日本バドミントン協会は大きな財政再建の途上にある」と、組織の現状を改めて説明。同協会は元職員による着服を隠蔽するなど、不祥事が相次いでいる。事態を重く見たJOCは昨年、同協会への強化交付金を2割カット。組織のガバナンス体制が疑問視され、ついには財政までも厳しい状況に。村井会長はこう続ける。
「財政的な問題は、我々側のマネージメントの問題が大きい。例えば、本当に月次のキャッシュフローを見てるのかとか、管理会計を見てるのかとか、様々なところで本当に何も手がつけられていない状況でした。理事にも幹事にも会計士がついていないような状態だったので、この危機的状況でマネージメント体制をどうしていくかを今やってるところです」
昨年末には看板スポンサーのダイハツの大規模不正が明らかになり、いよいよ泣きっ面にハチ状態。そんな中、今回の代表選考では桃田賢斗(29)がA代表入り。一方で、世界ランキング、パリ五輪選考ランキングともに桃田より上位の渡辺航貴(24)がB代表と逆転現象が起こっている。選考の理由を問われた朝倉康善副会長はこう言った。