センバツ出場15校に聞いた「打球が飛ばない低反発バット」対策あの手この手

公開日: 更新日:

 愛工大名電(愛知)の山口泰知主将は「弾道測定分析機器のラプソードの計測結果を見て、打球角度をより意識するようになった」と、こう続ける。

「パワーのないバッターは打球角度が15~20度のライナー性のヒット、パワーのあるバッターは20~30度を意識して長打を狙うようにしているのですが、そもそも打球を飛ばすことが難しくなったので基本はみんな15~20度を狙ってやっています」

 作新学院(栃木)、北海(北海道)、関東一(東京)、常総学院(茨城)、豊川(愛知)なども低いライナーを打つことを心がけている。敦賀気比(福井)の東哲平監督は「間違いなく打球速度は遅くなったので、フライを上げたらそれでアウトになってしまう。強いライナーを意識し、最悪ゴロで何かを起こそう」とチーム内で話し合ったという。

 飛ばないバットで飛ばすには、筋肉を鍛えればいいと判断した学校も少なくない。健大高崎(群馬)の青柳博文監督はこう話す。

「力がある子は打てるんですけど、非力なバッターほど打てなくなり、その差が開いている。筋肉の問題や体幹次第のところがあるので、ウエートトレーニングなどで体幹を鍛えるよう意識してきました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係