体操・杉原愛子は2大会連続五輪出場も「私はセンスや才能がある方じゃない」の真意

公開日: 更新日:

 体操界の申し子とも言える活躍ぶりだが、「私はセンスや生まれ持った才能がある方じゃない。足りないものは努力で補ってきました」と、こう話す。

「他の人が1カ月で習得した技でも、私は1年かかることもありました。けっこう不器用なんです。でも、それ以上に負けず嫌い。末っ子だからですかね(笑)。時間がかかっても出来るようになるまで諦めたくなくて。裏を返せばそれだけ1つの技を磨き続けてきたわけで、マスターした技の安定性は強みですし、積み重ねた練習量は自信に繋がっています。本当に質より量でしたから」

 厳しい練習に心は耐えられても体は何度も悲鳴を上げた。15年に右膝、18年に左膝、20年に右足首、21年は再び左膝を手術した。杉原の体操人生はケガとの戦いと言っても過言ではない。

「20年に手術をした際は、リハビリが終わるまで親しい他の選手にも黙っていました。これも、負けず嫌いな性格ゆえです」
(つづく)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  4. 4

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  5. 5

    田中圭が『悪者』で永野芽郁“二股不倫”騒動はおしまいか? 家族を裏切った重い代償

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    ダウンタウン「サブスク配信」の打算と勝算……地上波テレビ“締め出し”からの逆転はあるか?

  3. 8

    1泊3000円! 新潟県燕市のゲーセン付き格安ホテル「公楽園」に息づく“昭和の遊び心”

  4. 9

    永野芽郁と橋本環奈…"元清純派"の2人でダメージが大きいのはどっち? 二股不倫とパワハラ&キス

  5. 10

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ