4連敗で首位陥落…立浪中日が抱える「もう1つの不安」 救援陣は年65試合超ペースの馬車馬稼働
中日が21日の阪神戦に敗れて4連敗。首位から陥落した。
開幕ダッシュに成功した途端、昨年までの2年連続最下位でケチョンケチョンだった立浪監督の采配を礼賛する報道が相次いでいたが、実際はどうなのか。地元マスコミ関係者がこう言う。
「強権的だった立浪監督に変化が出てきたのは確か。笑顔を見せることも多く、それだけでチームの雰囲気は良くなってはいます。中田翔の加入で課題だった打線に期待が持てるようにはなりましたが、それでも打ち勝つチームではない。結局、このチームは投手力。そのストロングポイントをどう生かすか、運用するか。その点では、リリーフ陣の登板過多が不安視されますね」
リリーフ陣では守護神のマルティネス、勝ちパターンを担う勝野が年間71試合超、清水や斎藤が65試合に達するハイペースで登板している。にもかかわらず、20日の阪神戦では、8点リードを許していた七回に勝野を投入した継投策に批判が噴出。14日の試合を最後に登板機会がなく、調整登板の意味合いが強かったとはいえ、その勝野が1回5失点と大炎上。球団OBからも「なぜ投げさせたのか」と疑問視する声が出ていた。