阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性
セ・リーグ首位の阪神を率いる岡田彰布監督(66)は球団の歴代最多勝利監督の座も近づいている。現在1位の藤本定義の514勝まで残り24勝(24日現在)。球宴前にも記録を更新しそうな勢いだ。
ただでさえ後ろ盾には親会社である阪急阪神ホールディングスのトップ・角和夫会長兼CEOがいる上に、このままの勢いで球団史上初の連覇達成となると、「それこそ阪神のドンとして聖域化しそうな雰囲気です」とは、さる全国紙記者だ。【前編】からつづく。
◇ ◇ ◇
それを裏付けるような出来事があった。
岡田監督は今月4日のDeNA戦後の囲み取材で、開幕から2カード連続で負け越したチーム状態について、「ちょっと想定外」と話したことが大きく取り上げられたことに「真意とは違う」と激怒、翌5日から囲み取材を拒否した。実際、「ちょっと想定外」と発したのは事実。しかし、その直後に「別にまだ2カードだから」などと補足しており、岡田監督に言わせれば、負け越しはあくまで「想定内」。にもかかわらず、真意をくみ取らずに「想定外」と騒ぎ立てるなら話さない、というわけだ。