パリ五輪に行ける人、行けない人…大岩J米国戦で当落線上選手の明暗ハッキリ
来月3日に控えるパリ五輪のサッカー代表選手発表に向け、最後の強化試合が日本時間12日、米国・カンザスシティーで行われた。
大岩剛監督率いる五輪代表は、日本時間8日に完全非公開で米国五輪代表と対戦(メンバーなど詳細未発表)。迎えた2戦目は、序盤からペースを握った日本が2ー0のスコア以上のレベル差を見せ付けて快勝した。
この試合で注目されたのは、代表入りの当落線上にいる選手のパフォーマンスである。
まずは、現五輪代表立ち上げ時から主力としてプレーしながら、2023年9月のアジア杯予選以降、ほとんど招集されなくなった左FW斉藤光毅(22)と、右FW三戸舜介(21)のスパルタ・ロッテルダム(オランダ1部)のコンビだ。
元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が「復活組の2人は明暗が分かれた」とこう続ける。
「左サイドアタッカーの斉藤は、縦と内へのドリブル突破を織り交ぜながら米国選手を翻弄。味方の攻撃系選手との好連係も光り、何度も相手ゴール前に攻め入った。前半6分には相手PA内で浮き球パスを繰り出し、米国DFのハンドを誘ってPKをゲット。日本の先制点をお膳立てした。前半限りでベンチに退いたが、これは<45分で十分に機能することが分かった>という首脳陣の判断。