早打ちの大谷に「1番打者」が務まるの? 不向きなうえに「伴わない結果」データが裏付け

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 その瞬間、ボコッと鈍い音がした。

 日本時間17日のロイヤルズ戦の七回、アルタビーラの投じた158キロの速球がベッツ(31)の左手を直撃したのだ。

 ベッツはその場に倒れ込むと、左手首のあたりを抑えながら、苦悶の表情でのた打ち回った。

 試合後、ロバーツ監督はベッツの骨折と離脱を明らかにしたうえで、代わりに大谷翔平(29)を1番で起用することを示唆した。

 大谷はエンゼルス時代も含めてメジャーでは64試合、1番を打った経験がある。だが、結果は234打数62安打の打率.265。2番は1155打数330安打の同.286、3番は967打数262安打の同.271。打数が最も多い1~3番の中で、打率が最も低いのが1番なのだ。

 本塁打は1番が16.71打数に1本、2番が12.41打数に1本、3番が16.67打数に1本。一発を打つ確率も1番が最も低い。

 1番の打順は結果が伴わないうえに、不向きという指摘もある。

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