日本ハム水谷瞬プロ入り時のコーチが明かす覚醒のカギ「(当時)フライはまともに捕れず、バットにも…」
■「新庄監督の考え方や方針にうまくフィット」
古巣での5年間は、12球団屈指の分厚い選手層に阻まれ、一軍出場は果たせなかった。ソフトバンクのチーム関係者がこう言う。
「打撃に関しては、ようやく土台が固まってきたな、というタイミングでフォームをコロコロ変えるところがあった。土台がないから、安定して成績を残せなかった面もある。きちんとフォームを固めさえすれば、覚醒する可能性は十分にありました。日本ハムに移籍して環境が変わったことも、ポテンシャルが開花する後押しになったのかもしれません」
前出の飯田氏も、「移籍した効果はあるでしょう」と、こう話す。
「日本ハムに行ってから、打撃はもちろん、守備、走塁も含めてすべての面で成長しています。さすがに首位打者を取るくらいまで打つとは思いませんでしたけど、新庄監督の考え方や方針にうまくフィットしたのだと思います」
交流戦でのブレークは実力かフロックか。公式戦再開後、同一リーグとの対戦で結果を残すことができるのか。水谷の真価が問われる。