岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

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■岡田監督へのアンチテーゼでは

 近本は、岡田監督の発言の受け止め方や、交流戦期間中に4番を打ったことに関しても丁寧に答えているが、チーム内では「選手やコーチに対して厳しくダメ出しを繰り返す岡田監督へのアンチテーゼではないか」との見方があるという。

 阪神は1日現在、34勝34敗5分けの4位。首位広島に4ゲーム差を付けられる一方、同率で最下位のヤクルト中日とはわずか3差。振り向けば最下位のピンチを迎える今季、「岡田語録」は選手やコーチに対する不満とグチのオンパレード状態だ。

 これまで、不振に悩む佐藤輝や森下に苦言を呈すのは日常茶飯事だったが、最近はコーチへの批判が少なくない。

 5-6で敗れた6月30日のヤクルト戦(神宮)では、三塁コーチの藤本内野守備走塁コーチがヤリ玉に挙げられた。

 1点ビハインドの九回2死一塁で佐藤輝が左翼フェンス直撃の二塁打を放つも、本塁を狙った一塁走者の植田が本塁手前で悠々アウト。試合後の岡田監督は「信じられへんわ。何でも行けじゃないやろ。こんな狭い球場で。そこは状況判断やんか。先攻で1点負けてて、二塁、三塁でええんちゃう? (投手が)左で、次は2本タイムリー打ってるバッター(梅野)やで」と激怒した。

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