大岩Jの五輪メダル構想は“完全崩壊”…OA枠断念でCBは「国内レギュラー未満」の脆弱さ
「DFラインの中央でプレーするCBは、今季J21試合を消化して13試合出場のC大阪のDF西尾隆矢、12試合の川崎のDF高井幸大、11試合の鳥栖のDF木村誠二。この3人は、いずれも所属先のJクラブで定位置をゲットしていない。五輪最終予選を兼ねた4~5月のU23アジア杯で優勝したとはいえ、あくまで相手はアジア勢。五輪本番では1次リーグのパラグアイ、マリ、イスラエルにはこのメンバーで通用しても、決勝トーナメント以降でメダルを争うことになるフランス、スペイン、アルゼンチンなどといった有力国が相手だと厳しい。国際経験の乏しさからも、手薄なDF陣は大きな不安材料となる」(前出の関係者)
OA枠で守備のテコ入れを図ろうとした大岩監督構想は、ガラガラと音を立てて崩壊してしまった。パリでのメダル獲得に赤信号である──。