パリ五輪サッカー男子代表発表の舞台裏 メダルの勝算は…まさかの「OA枠不使用」「主軸抜き」
大岩剛監督率いるパリ五輪の代表メンバー18人が昨3日、発表された。24歳以上のオーバーエイジ(OA)3人枠の起用はなく、主軸とみられていたFW松木玖生(FC東京)の招集外が「最大のサプライズ」(元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)となった。
松木とともに五輪メンバー入りが有力視されながら、選外となったベルギー1部シントトロイデンのGK鈴木彩艶は、イタリア1部パルマへの移籍が取り沙汰され、メンバーから外れた。
松木が外れたのも「同じ理由でしょう」と前出の六川氏がこう続ける。
「松木の今季中の海外移籍はFC東京内では既定路線でしたが、あくまでパリ五輪で活躍して、自らの商品価値を高めて好条件で移籍するとみられていました。移籍話が一気に進展し、移籍先のチームが五輪期間後の合流に難色を示したと思われます。ちなみに会見場には、松木の招集外に驚いていたFC東京関係者がいました。ここ数日で移籍話が具体化していった可能性もあります」
■OA候補も移籍交渉に支障きたす恐れ