選手の年俸は「NPBの育成くらいかな」…奮闘する新球団の選手事情まで丸裸!
やっと接戦で勝てるように
──内田アドバイザーの待遇は?
「私の自宅は広島にあるのですが、清水で試合がある時は、球団がホテルを用意してくれています。遠征先のホテルは私は1人部屋。若手は2人部屋で、経費を削減しているようですけど……」
──4日にオリックスに勝って今シーズン3度目の3連勝。やはり勝利も大事?
「やっと接戦で勝てるようになってきた。プロである以上、試合には勝たないといけません。負けてばかりじゃファンを楽しませることができないし、『地域密着』にもならない。清水はサッカーの街。でも、私の学生時代は野球も盛んだった。静岡の野球人気、底辺拡大も使命だと思っています」(おわり)
(聞き手=増田和史/日刊ゲンダイ)
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■くふうハヤテからNPB入りの条件
現状は過去にNPB12球団に在籍経験のある選手のみシーズン中に他球団への移籍が可能。NPB未経験者はプロ野球ドラフト会議で指名されないといけない。
◆内田順三(うちだ・じゅんぞう) 1947年9月10日、静岡県生まれ。東海大一高から駒大。13年間の現役生活はヤクルト、日本ハム、広島で主に外野手としてプレー。82年に現役引退。翌83年に指導者に転身。広島、巨人で打撃コーチ、二軍監督などを19年まで歴任し、多くのタイトルホルダーを育てた。20年から社会人野球のJR東日本の外部コーチ、昨年はロッテの臨時打撃コーチを務めた。