今時の女子プロは「アイドル扱い」なら国内、「大金稼ぐ」なら海外…日米の賞金とファン気質から読み解く

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全米女子優勝賞金は日本女子の12倍以上

 男子もそうだが、米国のプロゴルフツアーは賞金がバカ高い。女子は今季、計33試合で総額1億1655万ドルというから、日本円で約180億6525万円。37試合で総額44億円の国内女子ツアーとは、まさに桁違いだ。

 女子のナショナルオープンを比較しても、全米女子オープンの優勝賞金は240万ドル(3億7200万円)。日本女子オープン(3000万円)の12倍以上だ。

「賞金では比較になりませんが」と、あるツアー関係者がこう言う。

「米女子ツアーの賞金は年々増額されますから。ツアー最終戦も今年は昨年の倍額で400万ドル。日本円で6億2000万円。でも、米女子ツアーは5大メジャーなど、一部の人気大会を除けば最終日でもギャラリーが少ないことはザラです。国内ツアーは週末は多くのギャラリーが試合会場にやってきて、〝推し〟の選手を応援する。今の若い女子プロはアイドルのようだし、その雰囲気が心地いいから、『私は米ツアーには行かないと思う』という選手もいる。それもひとつの考え方であり、プロの生き方でしょう」

 稼ぐなら米国、チヤホヤされたいなら国内か。

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