レスリングメダル量産の裏に「名門大の変節」…契機は有望選手にソッポ向かれたパワハラ騒動
今年2月、女子53キロ級で金メダルで日体大の藤波朱理(20)が、それまでライバル選手の受け入れに消極的だった至学館大で出稽古を行った。異例のことだったが、日本協会副会長で同大の谷岡郁子学長、栄監督が快く受け入れて実現。藤波はレベルの高い相手とスパーリングするなど、有意義な時間を過ごした。
さらに、各階級のトップ選手が集う代表合宿では、至学館大の指導者が所属の垣根を超えて他大学の選手にアドバイスしたり、スパーリングパートナーを務めるなど、サポートしたという。
お家芸種目によるメダル量産に名門大も一役買ったといえそうだ。
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快挙の裏で、今大会の金メダル大本命と言われていた須崎優衣はまさかの初戦敗退(敗者復活で銅)。いったいあの瞬間、須崎に何が起きていたのか。関係者が指摘する勝敗を決した「悪癖」とは何か。
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