国際体操連盟・渡辺守成会長は「IOCの改革者」か「同じ穴のムジナ」か…次期会長選に出馬予定

公開日: 更新日:

 パリ五輪が閉幕し、28日にはパラリンピック開幕を控えるが、早くも4年後のロス五輪に目が向けられている。

 IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ(70)会長は来年6月に任期満了での退任する。来年3月の次期会長選挙に立候補するといわれているのが、IOC委員で国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長(65)だ。

 会長就任となればもちろん日本人初。バッハ会長は1976年モントリオール五輪で男子団体フルーレの金メダリストでもあるが、渡辺氏はメダルはおろか五輪の出場経験すらない。84年に小売り大手「ジャスコ」(現イオン)に入社して以来、イオングループのサラリーマン一筋で、日本体操協会の理事などを経て、2017年にアジア人で初めてFIG会長に就任した。

 東京五輪がコロナ禍で延期になった2020年11月には、米国、ロシア、中国を日本に招いた4カ国の国際大会(「友情と絆の大会」)を開催。日本からはレジェンドの内村航平らが出場。コロナ禍であっても東京で五輪を開催できることを世界にアピールする形になった。体操関係者が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ