女王・山下美夢有の敵は申ジエと主催のJGA…日本女子OP単独首位でも油断できない複雑事情
優勝を狙える位置につける申は「今日も高い球とか低い球とか色んな球を打ちながらプレーした。色んな技術が必要なセッティングだったので、18ホール疲れた部分もあるけど同じくらい楽しんでプレーできた。ボールもカットやドローを打って、全部使った1日でした」と語った。
山下にとっては最も警戒する相手だが、初優勝を狙う「女王」にとっては、主催の日本ゴルフ協会(JGA)も大きな壁になりそうだ。
今大会は21年まで優勝スコアは5年連続2ケタアンダーパーだった。22年の通算3アンダー(勝みなみ)で〝記録〟は途切れたが、昨年の原瑛莉花(25)は通算15アンダーでハイスコアに戻った。
「JGAは今年、再び優勝スコアは1桁アンダーに抑えたいそうです。2日目の天候が崩れなかったのは予想外だったでしょう。3日目もピン位置を奥目にしたり、左右の厳しい位置に切ってスコアを抑えるのではないか」(ツアー関係者)
ちなみに、22年大会のアンダーパーは優勝した勝と申の2人だけだった。