大谷ドジャースorダルのパドレス どっちが勝ち上がっても金満「ミラクル・メッツ」は止められない
ワイルドカードから勝ち上がった千賀滉大(31)のメッツ(西地区3位)が日本時間10日、地区シリーズでフィリーズ(同首位)を下し、2勝1敗で9年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ(LCS)進出を決めた。
今ポストシーズンのメッツは神がかり的で、ブルワーズ(中地区首位)とのワイルドカードゲームでは、4点差で迎えた九回に主砲アロンソの3ランなどで逆転勝ち。フ軍との地区シリーズ初戦は、左ふくらはぎを痛めて負傷者リスト(IL)入りしていた千賀がサプライズ登板。22年のナ・リーグ本塁打王(46本)のシュワーバーに一発を浴びて2回1失点で降板したものの、打線が終盤に6点を奪って先勝した。 2勝1敗と王手をかけて臨んだこの日は、0-1の六回、リンドーアの満塁弾で試合を決めた。メッツの選手がポストシーズンでグランドスラムを放ったのは99年のダイヤモンドバックスとの地区シリーズ第1戦の九回のアルフォンゾ以来2人目。ポストシーズンの六イニング目以降2本目の満塁弾を記録するのはメジャー史上初という。
そんなメッツの快進撃に、地元ニューヨークメディアはこぞって、ナ・リーグのお荷物球団から一気に世界一に駆け上がった69年の「ミラクル・メッツ」の再来と報じている。