阿部巨人「投打の秘密兵器」…期待値うなぎ上りの打撃マンと次期エース候補が切り札に
「ずっと調子がいいから維持してほしい。代打の1番手で使いたくなっちゃう」
さる8日、宮崎のフェニックスリーグを視察した巨人の阿部慎之助監督(45)がこう言って目を細めたのは、「3番・二塁」で出場し、本塁打を放った中山礼都(22)。16日からのCSファイナルステージで代打の切り札として起用する考えを明かした。
その中山は4年目の今季、一軍に定着することができなかったが、優勝争いが佳境を迎えた9月は24打数11安打、打率.458と打ちまくった。さるチーム関係者がこう言う。
「8月10日に三塁守備の緩慢プレーで阿部監督に『誰が見てもアウトにして欲しいのに普通にセーフになっちゃう』と激怒されて二軍落ち。ここから二軍の脇谷内野守備コーチと徹底的に守備を鍛え、橋本打撃コーチと打撃も磨きをかけた。肋骨骨折のリハビリ中で、CSはぶっつけ本番になりそうな二塁の吉川が間に合わないケースや、門脇と坂本の状態が上がらない場合は、スタメン出場する可能性もある。阿部監督の期待値はうなぎ上りです」